
上海レゴランドでポーズを取る高齢者。(4月16日撮影、上海=新華社記者/陳愛平)
【新華社上海5月9日】中国上海市のテーマパーク、上海レゴランドリゾートを訪れた市内在住の周群(しゅう・ぐん)さん(70)はこのほど、人気の遊覧船や展望タワーに加え、スリルのある「ビッグレゴコースター」にも挑戦した。「スタッフが健康状態を確認し、安全事項を詳しく説明してくれた」と語り、健康で条件が許せば、流行の活動に挑戦したいと明かした。平日は幼い孫娘の世話をして過ごし、週末や休日に市内各地でリフレッシュするといい、最近では上海ディズニーランドや上海歓楽谷(ハッピーバレー)にも足を運んだ。
活動的で時に刺激的なレジャーは、もはや若者だけの特権ではない。周さんのようにテーマパークを心ゆくまで楽しんだり、気温が低い高原地帯で撮影に興じたり、さらには体力を要する登山などに挑む高齢者も増えている。

福建省で多くの中高年写真愛好家が参加した海の撮影イベント。(3月6日撮影、上海=新華社配信)
上海レゴランドリゾートの担当者によると、2025年7月の開園以来、多くの高齢者が訪れており、大半が3世代の家族連れだという。16年に開園した上海ディズニーランドでもシルバー世代は重要な顧客層の一つとなっている。
観光・レジャー市場全体を見ても、「シルバー経済」は活況を呈している。シルバー世代は26年春も上海春秋旅遊、携程集団(トリップドットコム)、同程旅行、去哪児などの旅行プラットフォームで活発に予約しており、旅行者全体に占める割合も大きかった。

上海ディズニーリゾートで仮装を楽しむ高齢者。(2025年10月撮影、上海=新華社配信)
市内在住で80歳を超える戴昌同(たい・しょうどう)さんは今春、精力的に動き回っている。各地で公衆トイレのバリアフリー化や観光地の高齢者向けサービス拠点設置が進み、サポート体制が改善されたこと、旅行保険が充実してきたことが「世界を見て回りたい」という意欲を強く後押ししていると率直に語る。
中国旅遊研究院の戴斌(たい・ひん)院長は、中国の観光業は顧客満足度の向上、新たな成長動力の創出、市場競争力の強化、国際的な影響力の拡大という方向へ進んでおり、高齢者を含む多様な層の観光活動を継続的に促進していくとの見方を示した。(記者/陳愛平)