
16日、第139回広州交易会のバイク展示エリアで「張雪機車」が展示した「820RR」モデル。 (広州=新華社記者/関錦恒)
【新華社広州4月26日】中国広東省広州市で開かれている第139回中国輸出入商品交易会(広州交易会)のバイク展示エリアが海外のバイヤーの関心を集めている。
3月下旬、ポルトガルで開催された世界スーパーバイク選手権(WSBK)第2戦で、中国のバイクメーカー重慶張雪機車工業傘下のブランド「張雪機車(ZXMOTO)」が2レース連続で優勝し、中国のバイクブランドとして国際トップレースで初の頂点に立った。このビッグニュースにより、広州交易会の中国バイク展示エリアも熱気が高まった。
「張雪機車」のブースは、中央に展示された優勝モデル「820RR」に多くのバイヤーが足を止めた。同社対外貿易部の黄秦(こう・しん)部長は、朗報を聞き付けた多くの海外顧客が優勝モデルに強い関心を示し、大会参加用に購入を検討する客や販売を計画する客もいたと紹介した。
黄氏は、同社が広州交易会を通じて製品とブランドイメージを発信し、より多くの海外販売代理店とつながりを築いて、欧州や東南アジア、南米などの市場をさらに開拓したいと述べた。

16日、第139回広州交易会のバイク展示エリアで、中国製バイクを見学する国内外のバイヤー。(広州=新華社記者/李慶招)
重慶市のバイクメーカー、重慶千里科技が手がける「力帆」バイクのブースには、アフリカなどの市場ニーズに応えた低燃費モデルに加え、スマート機能を搭載した新製品も見られた。同社の康欽彬(こう・きんひん)国際販売センター総監は、世界の二輪市場は現在、アフリカや東南アジア、南米などの地域を中心に著しく成長しており、通勤やデリバリー、レジャーなどで需要の拡大が続いていると紹介した。
広東省江門市のバイクメーカー、広東大冶摩托車技術のブースでは、アルミ合金フレームを採用した小型スクーターモデルが多くのバイヤーの注目を集めた。同社の陳飛妍(ちん・ひけん)海外販売総監は、同クラスの製品と比べて車体が軽く、航続距離が長く、収納スペースも大きいのが特長で、ガソリン11リットルで約500キロ走行でき、フルフェイスのヘルメットを2個収納できると紹介した。
陳氏によると、同社傘下の「升仕」ブランドは現在、世界100カ国以上で販売されている。この2年間で約100億元(1元=約23円)を投資して江門市に工場を2カ所建設し、2025年の販売台数は前年比で50%近く増加したという。
アフリカ市場向けの小排気量バイクを中心に探しているドイツのバイヤー、マルクス・ダマンさんは、中国製バイクの際立った強みはコストパフォーマンスの高さにあり、一部の国際大手ブランドに比べて価格優位性を持ちつつ、性能はすでに同等の水準に近づいていると話す。今回の広州交易会では、手頃な価格で耐久性の高い製品を手に入れたいと述べた。(記者/黄玫、関錦恒、鄧瑞璇)