2日、広西チワン族自治区南寧市の南寧東駅待合ホールで、「福」の字や「春聯」(しゅんれん=家の入り口などに張る縁起の良い対句)を書き、あるいは年画(ねんが、正月の縁起画)を描いて贈る芸術家たち。(南寧=新華社配信/資音)
【新華社南寧2月10日】中国国家発展改革委員会の総合的な分析によると、春節(旧正月、今年は2月17日)の帰省や旅行に伴う特別輸送態勢「春運」期間(2月2日~3月13日)中、地域をまたぐ移動人数は延べ95億人に達し、過去最多を更新する見通しだ。うち自家用車による移動が引き続き主体となり、全体の約8割を占めるとみられている。
広東省仏山市に住む韋寿宜(い・じゅぎ)さん(44)は、「春運」開始の3日前、自家用車で広西チワン族自治区河池市大化ヤオ族自治県の大化鎮に帰省した。今回は高速道路を利用し、約700キロの道のりをおよそ6時間で走破したという。15年前はオートバイで国道を走り、約15時間を要していたと振り返る。

2日、南寧呉圩国際空港で帰省するため航空機に乗り込む旅客。(南寧=新華社配信)
国有鉄道会社、中国国家鉄路集団のデータによると、「第14次5カ年規画(2021~25年)」期間中に、国内の鉄道営業キロ数は14万6300キロから16万5千キロへと12・8%増加した。うち高速鉄道は3万7900キロから33・0%増の5万400キロに拡大し、世界最大規模で最も先進的な高速鉄道網が整備された。
世界最大級の周期的な人口移動とされる中国の「春運」において、鉄道は強大な輸送力と広範なネットワーク、効率的な運行体制を生かし、旅客輸送の中核を担っている。

防寒着を着用し、オートバイで広西チワン族自治区賀州市の道路を走行する出稼ぎ労働者。(2015年2月3日撮影、南寧=新華社配信)
国家発展改革委員会の李春臨(り・しゅんりん)副主任は、今年の春運期間中の鉄道旅客輸送量が延べ5億4千万人、民間航空の旅客輸送量が延べ9500万人に達する見込みだと説明した。全体の輸送規模と1日当たりのピーク輸送量はいずれも、過去の同時期の最高水準を上回るという。
かつて航空機は運賃の高さから、春節の帰省手段として負担の大きい選択肢とされていた。しかし、国内航空会社の増加や輸送力の拡充、運航ダイヤの高密度化、路線網の拡大が進んだことで、出稼ぎ労働者にとっても航空機での帰省は身近な選択肢となっている。

2日、南寧呉圩国際空港で、「春運」のピークに備える中国南方航空の旅客機。(南寧=新華社配信)
中国南方航空広西分公司市場部の蔣志明(しょう・しめい)経理は、「春運初日、当社では旅客便72便を運航し、旅客取扱量は延べ1万人余りに達した。始発便の搭乗率は85%を超え、春運期間中の移動需要の高まりを示している」と語った。(記者/黄耀滕、田子駿)

2日、南寧呉圩国際空港で搭乗手続きを行う旅客。(南寧=新華社配信)
2日、広西チワン族自治区南寧市の南寧東駅待合ホールに集まり、利用客のためにおめでたい「春聯」(しゅんれん=家の入り口などに張る縁起の良い対句)や「福」の字を書いて贈る20人余りの芸術家。(南寧=新華社配信/資音)
2日、広西チワン族自治区南寧市の南寧東駅の待合ホールで、縁起の良い文字や文様を紙に写し取る「拓印(たくいん)」技法を体験する旅客。(南寧=新華社配信/資音)

春節のためオートバイで帰省する途中、広西チワン族自治区梧州市の梧州東出口のサービスエリアで休憩する出稼ぎ労働者。(2014年1月26日撮影、南寧=新華社配信)

春節のためオートバイで帰省する途中、広西チワン族自治区梧州市の梧州東出口のサービスエリアで休憩する出稼ぎ労働者たち。(2014年1月26日撮影、南寧=新華社配信)

2日、広西チワン族自治区南寧市の南寧東駅の待合ホールで、糖画(あめ細工)づくりの実演を行う無形文化遺産伝承者。(南寧=新華社配信/丁明宇)

2日、広西チワン族自治区南寧市の南寧東駅待合ホールで行われた、「暖春送福(暖かい春に福を届ける)」フラッシュモブイベント。(南寧=新華社配信/丁明宇)