16日、明代太原府城の鎮遠橋遺跡。(太原=新華社記者/王学濤)
【新華社太原1月21日】中国山西省太原市にある明代の太原府城「鎮遠橋」遺跡が、長年にわたる埋没からの発掘、保護を経て、「遺跡館」(遺跡保護・展示施設)としてこのほど、一般公開された。
遺跡は2017年8月、同市地下鉄2号線北大街駅の工事で見つかり、考古学者による数カ月の発掘、検証を経て、明代太原府城の北門「鎮遠門」外の護城河(堀)に架かる橋だと確認された。明代の太原府城は堅固な城壁と八つの城門を持つ北方の軍事拠点の一つで、鎮遠橋は城門と外部を結ぶ交通の要であり、明清時代の太原府城の防御体系と交通体系を示す貴重な実物資料となった。
16日、鎮遠橋遺跡館の外観。(太原=新華社記者/王学濤)
鎮遠橋は黄砂岩の切石を積んだ単アーチ橋で、残存する長さは22メートル、幅は17メートル、アーチ高は3・5メートル。アーチ部分と上部構造、ガンの翼のような護岸構造などが残る。特に注目されたのは、橋面に鮮明に残された4本のわだちで、最も深い場所で10センチに達し、商人や旅人の往来が絶えず、馬車が行き交う明清時代の太原府城にぎわいを伝えていた。「晋商」と呼ばれ、当時栄えた山西商人の活動と北方の商業往来の歴史の足跡といえる。
太原市文物局の劉玉偉(りゅう・ぎょくい)局長は、遺跡の発見と保護は太原の都市考古学と文化遺産保護の重要な成果であり、明清時代の太原の都市の記憶に人々が触れることのできる空間を提供したと語った。(記者/王学濤)
16日、鎮遠橋遺跡館で展示パネルを見る人たち。(太原=新華社記者/王学濤)
16日、鎮遠橋遺跡館で遺構を見る人たち。(太原=新華社記者/王学濤)
16日、明代太原府城の鎮遠橋遺跡。(太原=新華社記者/王学濤)
16日、鎮遠橋遺跡館で遺構を見る人たち。(太原=新華社記者/王学濤)