静安寺・阿育王柱の頂部にある獅子の彫刻。阿育王柱の高さは18メートル、直径2・1メートル、重さ160トンで、一つの花こう岩を彫刻している。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
【新華社上海12月24日】中国上海市静安区南京西路に、上海を代表する寺院の一つ、静安寺がある。起源は三国時代東呉の赤烏10(247)年にさかのぼるとされ、当時は「滬瀆(ことく)重元寺」と呼ばれた。北宋の大中祥符元(1008)年に静安寺と改名され、南宋の嘉定9(1216)年に呉淞江のほとりから現在の地に移った。市内最古の仏寺の一つでもある。1998年に改修され、建築面積は2万2千平方メートルに及ぶ。静安区の名称も同寺に由来する。
静安寺・大雄宝殿の釈迦牟尼(しゃかむに)仏像背後に配置された玉彫刻。中央の主仏は釈迦牟尼仏。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
国際都市上海の伝統と現代の不思議な共存を象徴しており、金色に輝く壮麗な建築と際立った立地が強い存在感を放っている。
市中心部の繁華街に位置し、古さと新しさ、静けさとにぎわいの対比が強い視覚効果をもたらす。上海の伝統と現代の融合が体験できる場所であり、宋代の様式を模した建物は、ミャンマー産のチーク材や銅の瓦、金色の屋根など貴重な素材をふんだんに使い、陽の光を浴びて輝く姿から「黄金寺院」とも呼ばれる。
静安寺の大雄宝殿。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・静安宝塔頂部の塔刹(とうさつ)。青銅製の金剛宝座塔で、表面に金箔が施されている。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺の山門殿(左)と鼓楼。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・牟尼殿の屋根に施された象の彫刻。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺の外観。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・牟尼殿に安置されている釈迦牟尼(しゃかむに)仏坐像。高さ3・87メートル、重さ11トンで、ミャンマー産白玉に彫られている。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・大雄宝殿の正面の壁に施された木彫装飾。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・大雄宝殿東南角の柱。木の瘤(こぶ)や枝が残る。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
純銀15トンで鋳造した静安寺・大雄宝殿の釈迦牟尼(しゃかむに)仏像。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・大雄宝殿前の広場に立つ白銅製の福慧宝鼎。重さ15・5トン、高さ10・23メートルで、銘文に静安寺の歴史が記されている。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・大雄宝殿東側の観音殿。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・大雄宝殿東南角の柱。木の瘤(こぶ)や枝が残る。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・大雄宝殿の釈迦牟尼(しゃかむに)仏像背後に配置された玉彫刻。中央の主仏は阿弥陀仏。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・観音殿に安置されている観音菩薩像。高さ6・2メートル、重さ5トンで、1本の樹齢千年のクスノキに彫られている。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・大雄宝殿裏の法堂。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺の境内。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・大雄宝殿の屋根の棟に施された「法輪常転」の彫刻。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺の山門。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・大雄宝殿の釈迦牟尼(しゃかむに)仏像背後に配置された玉彫刻。中央の主仏は薬師仏。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺の鐘楼。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺の外観。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
純銀15トンで鋳造した静安寺・大雄宝殿の釈迦牟尼(しゃかむに)仏像。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺・大雄宝殿西側の牟尼(むに)殿。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)
静安寺の山門東側に立つ阿育王柱。(11月3日撮影、上海=新華社記者/藍建中)