1日、記念コンサートで馬頭琴を演奏する賽音吉雅氏。(東京=新華社記者/岳晨星)
【新華社東京11月2日】中国内モンゴル自治区出身で日本を拠点に活動する馬頭琴奏者、賽音吉雅(セーンジャー)氏の来日25周年記念コンサート「蒼響~馬頭琴の新しい挑戦~」が1日、東京のヤマハホールで開かれた。
公演には賽音吉雅氏のほか、早稲田桜子氏(バイオリン)、虫明知彦氏(ピアノ)、渕上ラファエル広志氏(尺八)が出演し、馬頭琴と和楽器や西洋音楽の融合を試みた。草原を思わせる代表曲に加え、映画やテレビで親しまれてきた旋律も披露し、多彩な表現で25年の歩みを示した。
賽音吉雅氏は2000年に来日して以降、日本のテレビ番組やコンサートに多数出演し、馬頭琴の魅力を紹介してきた。節目の公演について「日本で支えてくれた多くの人への感謝を音に込めた。これからも日本と内モンゴルの架け橋になりたい」と語った。
イベントは国際馬頭琴推進協議会が主催し、日本イベント協会が後援、フィロリ、JCITなどが協賛した。(記者/岳晨星)