共同通信社代表団、天津市を訪問 

共同通信社代表団、天津市を訪問 

新華社 | 2025-10-30 16:30:30

23日、華電海晶100万キロワット「塩光相互補完」太陽光発電プロジェクトを見学する共同通信社の代表。(天津=新華社記者/趙子碩)

 【新華社天津10月30日】共同通信社の代表団4人が24日までの3日間、中国天津市を訪れ、港湾や工場、街並みを見学し、中国の発展と変化を体感した。

 発電大手の中国華電集団傘下、華電新能源集団が手がける塩田での発電事業「華電海晶100万キロワット『塩光相互補完』太陽光発電プロジェクト」の見学では、近沢守康国際局長が「素晴らしい」と称賛。プロジェクトは水上太陽光発電と天日製塩、水産養殖の立体循環モデルを採用し、総設備容量(発電能力)は千メガワットに達する。年間で約15億キロワット時のグリーン(環境配慮型)電力を供給し、約50万トンの石炭(標準炭)消費を節約できる。近沢氏は「中国はエネルギー転換を積極的に進め、太陽光や風力などの新エネルギー開発を力強く進めている。クリーンエネルギーを発展させる確固たる決意が見て取れる」と語った。

23日、海洋石油工程の天津スマート製造拠点を見学する共同通信社の代表団。(天津=新華社記者/趙子碩)

 中国海洋石油集団傘下の海洋石油工程が手がける天津スマート製造拠点では、中国のスマート製造の魅力を感じた。中国初の海洋石油・ガス設備のスマート工場で、2024年10月末に全面稼働。先進的な生産設備600台近くを導入し、プロジェクト管理から設備建造、工場管理の全プロセスをスマート化している。

 国際局の平野功企画委員は「中国では多くの企業が5G(第5世代移動通信システム)やAI(人工知能)などのハイテクを企業の発展に融合させている。大型プロジェクトの推進スピードに深い印象を受けた」と感嘆した。

24日、津薬達仁堂の中医薬博物館を見学する共同通信社の代表団。(天津=新華社記者/趙子碩)

 代表団は、1400点以上の特許文献や各種の貴重な生薬を所蔵する津薬達仁堂中医薬(中国伝統医薬)博物館を参観した。近沢氏は「漢方薬は日本でも知られているが、多くは中国伝統の中医薬の理念に由来している」とし、両国の医薬文化は交流を深めることができると述べた。

23日、海洋石油工程の天津スマート製造拠点を見学する共同通信社の代表団。(天津=新華社記者/趙子碩)

 代表団は3日間の訪問期間中、古文化街で楊柳青年画や泥人張(泥人形)など国の無形文化遺産を鑑賞したほか、李叔同(り・しゅくどう)旧居や梁啓超(りょう・けいちょう)記念館も訪れ、天津の文化的な奥深さを感じ取った。

 共同通信デジタル事業共創推進部の高橋朋之部長は、日常に息づく幸せの光景を追い求め、中日両国の文化や人々の交流に関するニュースを多く伝え、真実で心を打つ中国の物語を紹介していくべきとの認識を示した。(記者/宋瑞、趙子碩)

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