中米両国、マレーシアで経済・貿易協議

２５日、協議に先立ち、撮影に応じる中国の何立峰共産党中央政治局委員・国務院副総理（右）とベセント米財務長官。（クアラルンプール＝新華社記者／白雪騏）

　【新華社クアラルンプール１０月２６日】中米経済・貿易協議で中国側首席代表を務める何立峰（か・りつほう）国務院副総理は２５、２６両日、米国側代表のベセント財務長官、グリア米通商代表部（ＵＳＴＲ）代表とマレーシア・クアラルンプールで経済・貿易協議を行った。

　双方は、両国首脳が今年以降に行った一連の電話会談で達した重要な共通認識を指針とし、米国が通商法３０１条に基づき導入した中国の海運・造船業への措置、「対等関税」の一時停止措置の延長、フェンタニル関税と法執行協力、農産物貿易、輸出規制など、双方が共に関心を寄せる重要な経済・貿易問題を巡り、率直で深く、建設的な交流と協議を行った。

　両国は、それぞれの関心事項を解決するための措置を講じることについて、基本的な共通認識に達した。今後については、具体的な細部を詰め、それぞれが国内の承認手続きを進めることで合意した。