エレンホト鉄道口岸で入境する「中欧班列」を検査する移民管理警察。(9月3日撮影、エレンホト=新華社記者/馬金瑞)
【新華社フフホト10月16日】中国内モンゴル自治区フフホト税関は15日、中国・モンゴル国境最大の陸路口岸(通関地)である二連浩特(エレンホト)口岸経由の「中欧班列」(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)について、2013年の運行開始以来の累計貨物輸送量が14日時点で2千万トンを超え、2057万2千トンに達したと発表した。累計運行本数は2万1千本に迫っている。
同口岸は「一帯一路」共同建設と中国・モンゴル・ロシア経済回廊の重要な結節点で、「中欧班列」中央ルート唯一の出入境通関地でもある。路線数は74に上り、十数カ国の140以上の都市・拠点に通じている。
同税関の張健偉(ちょう・けんい)副関長によると、復路便の実入りコンテナ率は100%に達した。輸出品の高度化が進み、国産自動車や機械設備、電子・電器製品など、付加価値の高い貨物が全体の40%以上を占めている。「中欧班列」は「メード・イン・チャイナ」の海外進出を支える重要なプラットフォームとなっている。