中国初の貨物専用ハブ空港・鄂州花湖空港、国際線の拡大加速

中国初の貨物専用ハブ空港・鄂州花湖空港、国際線の拡大加速

新華社 | 2025-10-11 09:34:30

 【新華社武漢10月11日】中国湖北省鄂州(がくしゅう)市にある国内初の貨物専用ハブ空港、鄂州花湖国際空港は2022年7月の開業以来、新路線の開設・増便が続いている。空港運営会社の湖北国際物流機場の余玉竜(よ・ぎょくりゅう)総経理補佐によると、今年に入ってからフランス・パリ、インド・バンガロールなどの国際線18路線、西蔵自治区ラサなど国内線4路線に新規就航し、現時点の貨物路線は109路線で全国1位を誇る。

 航空路線網の充実化と強大な中継能力により、貨物・郵便物取扱量も年を追うごとに増加している。22年は1万トン足らずだったが、23年は25万8千トン、24年には102万5千トンに増え、25年1~9月は108万トンを超えた。

 同空港は国内外の市場のニーズに寄り添い、他都市に貨物ステーションを設けることで、物流のラストワンマイル問題の解消に取り組んでいる。すでに広東省東莞、江蘇省無錫、貴州省貴陽などの都市に貨物ステーションを7カ所設置し、中国製品が直接海外市場に届くようにしている。

 鄂州市の張権(ちょう・けん)常務副市長は、今後は国際ハブとしての機能を強め、開放のプラットフォームを整え、空港を軸として形成される産業クラスター「臨空産業」を着実に展開することなどに着手する方針を示した。世界一流のビジネス環境の整備を進め、鄂州花湖国際空港の国際線を絶えず拡大し、同空港を中国と世界をスムーズにつなぐ「重要な玄関口」にするとした。

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