陝西省渭南市の白水県潤泉現代農業科技開発で選別済みのリンゴを箱詰めする作業員。(1月9日撮影、西安=新華社記者/李一博)
【新華社西安7月28日】中国陝西省渭南(いなん)市白水県は「中国のリンゴの里」として知られ、8年連続で「中国果物地域公共ブランド価値トップ10」にランクインしている。県人口の8割超がリンゴ産業に従事しており、年間生産額110億元(1元=約21円)の産業チェーンを形成している。常住人口わずか22万人の同県は、中国西北地域のリンゴ取引の集散地となっているだけでなく、国際市場でも頭角を現している。
数十年にわたる努力の結果、同県には輸出入資格を持つ企業が27社あり、年間15万トンのリンゴを輸出し、同省で常にトップを維持している。
陝西省渭南市の白水県新農妹電子商務でリンゴの展示品を整理する職員。(6月10日撮影、西安=新華社記者/李一博)
同県はここ数年、標準化されたモデル農園を建設し、高接ぎによる優良品種への更新などの技術の普及に補助金を支給、毎年リンゴ農家4万人以上に研修を行っている。地元では現在、新品種「瑞陽」「瑞雪」「瑞香紅」の栽培面積が10万ムー(約6670ヘクタール)に上っている。
さらに、同県のリンゴ産業チェーンも絶えず拡大しており、果実酢、フリーズドライフルーツ、果実酒、ペクチン、ジャムなど高付加価値加工品の付加価値が継続的に向上、産業に新たな成長分野を切り開いた。現在、同県産リンゴはタイ、マレーシアなど14の国・地域に輸出されている。
陝西省渭南市白水県の景観。(6月10日撮影、西安=新華社記者/李一博)
陝西省渭南市白水県にある西北農林科技大学の白水リンゴ試験ステーション。(6月10日、ドローンから、西安=新華社記者/李一博)
陝西省渭南市の白水県盛隆果業の工場で箱詰めされたリンゴを積み上げる作業員。(6月10日撮影、西安=新華社記者/李一博)
陝西省渭南市白水県林皋鎮にある果樹園でリンゴに袋をかける果樹農家、曹謝虎(そう・しゃこ)さん。(6月10日撮影、西安=新華社記者/李一博)
陝西省渭南市の白水県秋林リンゴ専業合作社(協同組合)で「瑞雪」リンゴを箱詰めする作業員。(1月9日撮影、西安=新華社記者/李一博)
陝西省渭南市の白水県秋林リンゴ専業合作社の果樹園でリンゴの枝の剪定のポイントを指導する、同合作社の林秋芳(りん・しゅうほう)理事長(右)。(1月9日撮影、西安=新華社記者/李一博)
陝西省渭南市の白水県興華果蔬で組織培養によりウイルスフリー化したリンゴの台木苗の生育状況を確認する成永勤(せい・えいきん)副総経理。(6月10日撮影、西安=新華社記者/李一博)