中日間定期フェリーの3代目「鑑真号」。(上海=新華社配信)
【新華社上海7月27日】中国の上海税関は、中日間を運行する定期フェリー、3代目「鑑真号」が旅客輸送を開始し、最初の旅客32人が24日、上海に到着したと発表した。
旅客は神戸から約45時間かけて上海に到着。黄浦江沿いの上海港軍工路ふ頭から入国した。鑑真号は現在、上海と大阪、神戸を週替わりで結ぶ航路を定期運航している。旅客定員は192人で、標準コンテナ338個を積載でき、一般貨物や大型貨物の積載にも対応している。
中日間定期フェリーの3代目「鑑真号」。(上海=新華社配信)
鑑真号は1985年に日本航路に就航し、改良や世代交代を経て、2024年6月に3代目が就航。1年間の貨物輸送を経て、旅客輸送を開始した。上海港軍工路ふ頭には新たな旅客ターミナルも建設され、安定した旅客輸送体制を整えている。(記者/呉宇)