上海市、大阪・関西万博で外国人観光客を誘致

　２２日、文化観光をテーマにしたイベント「包羅上海　多彩な上海を味わおう」の様子。（大阪＝新華社配信）

　【新華社上海６月２８日】大阪・関西万博でこのほど、上海市文化・観光局が主催する文化観光ＰＲイベント「包羅上海　多彩な上海を味わおう」が行われた。国際的な観光地として人気が高まる同市は、より多くの海外からの観光客の来訪を呼びかけた。

　イベントでは同局の程梅紅（てい・ばいこう）副局長や万博中国パビリオンの鄥勝栄（きょう・しょうえい）館長、大阪観光局の溝畑宏理事長があいさつし、中日文化観光における協力の深化と人的交流拡大への期待を共に表明した。日本の文化観光業界や一般来場者は、没入感を味わえる体験型の展示や中日の司会者の掛け合いを通じて、多元的で旅行しやすく魅力あふれる上海について理解を深めた。

　２２日、インスタ映えスポットで記念撮影する来場者。（大阪＝新華社配信）

　上海は現在、「中国のインバウンドの玄関口」となるべく、海外からの観光客誘致のための市場開拓と都市サービス体系の整備を加速している。２０２４年には前年同期比８４％増の６７０万５９００人の入境観光客を受入れた。今年もインバウンド市場の勢いは続いており、１～５月の入境観光客数は３７・７％増の３３９万６千人を超え、うち外国人観光客は５５・１％増の２５４万３千人に上った。

　中国が２４年１１月３０日から日本の短期滞在者に対するビザ免除措置を再開して以来、日本からの観光客数も顕著に増加している。今年１～５月で日本人観光客数は６０・７％増の延べ２４万４千人となった。（記者／陳愛平）

　２２日、イベント会場で拡張現実（ＡＲ）技術を使った抽選会に参加する来場者。（大阪＝新華社配信）

　２２日、イベント会場に置かれた日本人観光客向けガイドブック「上海小町」。（大阪＝新華社配信）

　２２日、イベント会場に置かれた小籠包（ショーロンポー）のぬいぐるみ。（大阪＝新華社配信）

　２２日、小籠包（ショーロンポー）のぬいぐるみと記念撮影する来場者。（大阪＝新華社配信）