インドネシア・ジャカルタにある蜜雪氷城の店舗。(2024年11月29日撮影、ジャカルタ=新華社記者/徐欽)
【新華社北京5月15日】中国飲料チェーン大手の蜜雪氷城(MIXUE)は今年、ブラジルに第1号店を開き、サプライチェーン(供給網)工場の建設にも着手するという。同社の米州地区最高経営責任者(CEO)も務める孫建濤(そん・けんとう)副総裁は12日、ブラジル輸出投資促進庁のホルヘ・ビアナ長官と北京市で「了解覚書」を交わした。同庁は蜜雪氷城のブラジル事業と小売市場開拓を支援する。
同社はサプライチェーンにおけるブラジル産農作物の輸入割合をさらに増やす計画。コーヒー生豆や果物製品などのブラジル特産品以外の製品も取り扱う。今後3~5年でコーヒー生豆など40億元(1元=約20円)以上の農産物を調達し、現地で2万5千人の雇用を創出する予定とした。
ビアナ長官は、中国はブラジルにとって最も重要な貿易パートナーの一つであり、両国の経済・貿易はさらに深まると強調。了解覚書の締結は、両国消費市場の革新的発展に新たな活力を与えるに違いないと述べた。