中国製造業PMI、4月は49・0 縮小圏に下落

中国製造業PMI、4月は49・0 縮小圏に下落

新華社 | 2025-04-30 14:28:45

湖北省の武漢経済技術開発区にある新興自動車ブランド嵐図汽車(VOYAH)の車両組立工場で働く従業員。(武漢=新華社記者/杜子璇)

 【新華社北京4月30日】中国国家統計局サービス業調査センターと中国物流購買連合会が30日発表した2025年4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月比1・5ポイント低下の49・0で好不況の節目となる50を下回った。比較対象となる前月の数値が高かったことに加え、外部環境の急激な変化が指数を低下させた。

 同センターの趙慶河(ちょう・けいか)高級統計師は、4月の製造業PMIの特徴として次の4点を挙げた。

 ①生産と需要がそろって伸び悩んだ。生産指数は前月比2・8ポイント低下の49・8、新規受注指数は2・6ポイント低下の49・2となり、生産と市場の需要がいずれも低迷した。業種別では、農産物加工業、食品・酒類・飲料・精製茶製造業、医薬品製造業などの両指数は53・0を上回り、生産需要が引き出された。一方、繊維産業、アパレル・服飾産業、金属製品製造業などの両指数は節目の50を下回り、大きく低下した。

 ②ハイテク製造業が上向き基調を維持した。重点業種を見ると、ハイテク製造業のPMIは51・5で、製造業全体を大きく上回り、生産指数と新規受注指数はいずれも52・0以上となり、ハイテク製造業は引き続き良好な発展傾向を示した。設備製造業は2・4ポイント低下の49・6、消費財製造業は0・6ポイント低下の49・4、高エネルギー消費産業は1・6ポイント低下の47・7で、いずれも下落した。

 ③価格指数はいくらか低下した。市場需要の不足と、一部の商品(コモディティー)価格の低下などにより、主要原材料の仕入れ価格指数は2・8ポイント低下の47・0、出荷価格指数は3・1ポイント低下の44・8となり、製造業の市場価格は全体的にやや低下した。

 ④期待指数は拡大圏を維持した。生産経営活動期待指数は52・1で拡大圏を維持した。一部業種の企業は近頃の成長に対して高い信頼感を示し、食品・酒類・飲料・精製茶製造業、自動車製造業、鉄道・船舶・宇宙設備製造業、電気機械・機器製造業などの生産経営活動期待指数はいずれも、58・0以上の高水準となった。

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