中国の鉄鋼業は「減量・質向上」の段階ヘ、１～３月は粗鋼生産０・６％増

江蘇省海安経済技術開発区にある金属材料企業のステンレス鋼コイル生産ライン。（資料写真、海安＝新華社配信／向中林）

　【新華社北京４月２２日】中国工業情報化部の陶青（とう・せい）運行監測協調局長は１８日、国務院新聞（報道）弁公室が開いた記者会見で、中国鉄鋼業界の運営は全体的に安定し、「減量・質向上」の新たな段階に入ったと明らかにした。

　企業の収益は改善しつつあり、１～３月の重点鉄鋼企業の営業コストは前年同期比９・６％低下し、鋼材の平均販売利益率は０・７ポイント上昇した。鋼材製品の構造も引き続き改善しており、建設用鉄筋の生産量は２・９％減の４８１１万トン、製造分野に使われる特厚鋼板（厚さが１００ｍｍ以上の鋼板）、中鋼板（厚さが４・５～２５ｍｍの鋼板）、塗装鋼板、メッキ鋼板はいずれも１０％以上増え、合計で３８８４万トンとなった。粗鋼はほぼ安定を維持しており、生産量は０・６％増の２億５９００万トンだった。