22日、デジタル機器を使い「クラウド」で展示を見学する観光客。(南京=新華社配信)
【新華社南京2月26日】中国江蘇省の無錫博物院で22日、同省文化観光庁が企画運営する特別展「数見蘇韻・家門口看大展(デジタルで見る江蘇・家の近くで見る展示)」が始まった。来場者は無錫にいながらデジタル技術を通じて、省内の文化施設や博物館が所蔵する重要な文化財などを鑑賞できる。3月5日まで。
特別展は、デジタルサービスプラットフォーム「クラウド博物」を推進するための重要な取り組みで、主要な文化施設と博物館が、デジタル科学技術を用いて「境界のない博物館」の構築を図り、文化施設と博物館が有する良質なリソースを、都市と農村部の公共文化スペースや住民の日常生活へ溶け込ませることを目的としている。
今回は南京博物院、揚州中国大運河博物館、蘇州博物館の貴重な文化財20点が展示されている。革新的な展示方法も採用しており、裸眼3Dや拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、人工知能(AI)デジタルヒューマンなどの新技術を統合し、省内の主要博物館で過去に行われ好評を得た展覧会を無錫博物院のホールに再現。来場者は30近い優れた特別展を「クラウド鑑賞」できる。第5世代移動通信システム(5G)を駆使した大運河没入体験空間も設けられている。(記者/何磊静)
22日、無錫博物院の特別展で展示された文化財。(南京=新華社配信)
22日、特別展の展示を見学する来場者。(南京=新華社配信)
22日、無錫博物院で販売されている、文化財をモチーフにした文化クリエーティブ製品の数々。(南京=新華社配信)
22日、無錫博物院の特別展で展示された文化財。(南京=新華社配信)