中国の民間企業、２４年の貿易で「三つの初」

   【新華社北京２月２６日】中国税関総署の統計によると、民間企業は中国の貿易主体の中で６年連続首位を保ち、２０２４年は「三つの初」を達成した。

   輸出入実績のある民間企業の数が６０万９千社と初めて６０万社を超え、貿易の発展に新たな力を注ぎ込んだ。ハイテク製品の貿易額が１２・６％増加し、全体に占める割合も前年より３ポイント上昇し４８・５％に拡大。ハイテク製品の輸出入で初めて最大の主体となった。消費財輸入に占める割合が２・８ポイント上昇の５１・３％と初めて５０％を上回った。うち日用品、果物などは６割を超えた。

   ２４年は民間企業、外資企業、国有企業の三大貿易主体がいずれも強みを発揮して活況さを増し、貿易実績のある企業数も７０万社に迫り過去最多となった。

   貿易の主役となる民間企業の貿易額は前年比８・８％増の２４兆３３００億元（１元＝約２１円）で、全体に占める割合も５５・５％に上昇した。外資企業は１・５％増の１２兆８千億元で、７～１２月の伸びが１～６月を２・５ポイント上回った。国有企業は６兆６１００億元と経済と市場の「安定装置」として、食糧やエネルギーなどコモディティー（商品）の輸入に引き続き重要な役割を果たした。