新華時評:文明間の交流と学び合いを進め、人類全体の利益を実現

新華時評:文明間の交流と学び合いを進め、人類全体の利益を実現

新華社 | 2025-02-19 00:25:25

   【新華社北京2月19日】日本・東京で18日開かれた中日メディア・シンクタンク人文交流会で、新華社国家ハイエンドシンクタンクのプロジェクトグループが執筆したシンクタンク報告書「文明間の交流と学び合いで人類文明の発展と進歩を促す」が世界に向けて発表された。報告書は、中国が推し進める文明間の交流と学び合いの偉大な実践と重要な意義を包括的に深く読み解き、世界の力を結集して人類全体の利益を実現するための方向性と指針を示した。

   文明間の交流と学び合いは、文明交流により多くの新たな空間を切り開く。文明間の価値観の衝突、文化の多様性が消し去られるリスク、反グローバル的思潮の横行に直面する中、中国はグローバル文明イニシアチブを鮮明に打ち出し、世界文明の多様性の尊重、全人類共通の価値の発揚、文明の伝承と革新の重視、国際人的文化交流・協力の強化を提唱した。中国は2国間、多国間の交流・協力を絶えず深化させ、アジア文明対話大会などの交流プラットフォームを構築し、人と文化の交流、文化の融合、民心の通い合いという新たな局面を切り開き、「異なる文明同士はいかに付き合うか、人類文明はどこに向かうか」という重要な問いに深く答えた。

   文明間の交流と学び合いは、グローバルガバナンスに新たな活力をより多く注ぎ込む。グローバルガバナンスの秩序が失われ、従来型のリスクと非従来型のリスクが日増しに高まる中、中国は「共同、総合、協力、持続可能な安全観」を提唱し、自ら一貫して平和発展の道を堅持するだけでなく、世界規模で平和促進と戦争終結のために奔走し、文明の平和・共存、包摂・交流のための条件づくりに努めている。中国は、地政学的な小グループを打破し、衝突・対立の小ブロックを超越し、世界の団結の「推進装置」、国際平和の「安定装置」となり、各国と手を携えて動揺、変化する時代により多くの安定性と確実性をもたらし、世界の恒久的な平和と発展を実現することに力を入れている。

   文明間の交流と学び合いは、人類全体の利益の実現に向けてより多くの新たな貢献をする。世界経済の原動力が弱まり、発展の不均衡、リスクや試練が多発する中、中国は「世界が良くなってこそ中国も良くなる。中国が良くなれば世界はもっと良くなる」という理念を堅持し、発展のメリットを世界と持続的に分かち合い、発展の力強い原動力に寄与し、人類文明の進歩の土台を固めてきた。中国は、各国が手を携えて共に前進し、人類運命共同体の構築を推進し、この青い惑星に住む人々をより緊密に結び付けて多元的な文明共同体を形成し、世界の人々が文明の光に浴し、繁栄する未来を共に創り上げるよう主張する。

   文明は多様であるがゆえに交流し、交流があるからこそ学び合い、学び合うからこそ発展する。世界が共通の難題に直面する中、各国は手を携え、国際交流・協力を深め、公正で合理的な国際秩序を構築し、全人類共通の価値を発揚し、人類文明の進歩を推進する強大な力を結集し、平和と安定、繁栄が長く続く文明発展の新たな道へ世界の人々を導かなければならない。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@news.cn までご

連絡ください。