1月30日、天津博物館で開催された「博物館で新年を迎える」キャンペーンに参加する子どもたち。(天津=新華社配信)
【新華社天津2月5日】中国天津市の天津博物館で春節(旧正月)期間中、特別展「乙巳華章-蛇年生肖文物・芸術精品展」の一般公開が始まった。
博物館では一連の展示イベントも開催しており、観客は文化財を鑑賞しながら濃厚な春節の雰囲気も体験できる。博物館の姚暘(よう・よう)館長は「春節期間中の来館者数は1日平均延べ2万人で、例年を上回っている」と紹介した。
1月31日、天津博物館で開かれた新春文化講座。(天津=新華社配信)
市内の文化施設・博物館ではこのほかにも150余りの特別展やイベントが企画、実施されており、展示、探求学習、体験などさまざまな形式で、楽しく和やかな春節の雰囲気を醸し出している。
同市文化・観光局博物館・社会文物処の閻鳳旭(えん・ほうきょく)処長は来館者数の状況について「旧暦1月5日(2月2日)だけで、モニタリングした市内29カ所の文化施設・博物館に観光客10万人近くが訪れ、うち市外からの観光客は75%にも上った」と語った。
1月30日、天津市の国家海洋博物館の「長安三万里」展示室で来館者に解説する職員(右)。(天津=新華社配信)
京津冀(北京・天津・河北2市1省)地域の博物館が深く連携し、文化クリエーティブ製品のオンラインと実店舗での合同展も開催している。現在、天津博物館で開催中の特別展「紫禁遺珍-京津冀宮廷文物精品展」には、同博物館、首都博物館(北京市)、河北博物院(石家庄市)が所蔵する名品160点が展示され、来場者は古代中国の宮廷制度や礼儀、文化を深く理解し、宮廷芸術の卓越した技の魅力を堪能できる。
閻処長によると、今年の春節期間中、京津冀地域の文物部門は「京津冀の博物館で新年を迎える」キャンペーンを実施して、展覧会や文化イベントを計約540回開催する。(記者/宋瑞)
2日、天津市の国家海洋博物館で開かれた無形文化遺産公益イベントに参加する子どもたち。(天津=新華社配信)
2日、天津戯劇博物館(広東会館)で京劇を鑑賞する観客。(天津=新華社配信)
1月30日、天津市の国家海洋博物館で開かれた春節イベント「蛇燦星辰楽響海博・新春華風舞踏会」。(天津=新華社配信)
1月31日、天津博物館の「輝世奇珍-館蔵精品陳列」展示室で専門家の解説を聞く来館者。(天津=新華社配信)
1月29日、天津文廟博物館でなぞなぞ遊び「猜灯謎(さいとうめい)」に参加する観光客。(天津=新華社配信)