22日、神農架中和国際スキー場で滑りを楽しむ観光客。(武漢=新華社記者/杜子璇)
【新華社武漢1月28日】中国の秦嶺・大巴山脈東端に位置する湖北省神農架林区は森林率が9割以上、平均標高が1700メートルの地域で「華中の屋根」と呼ばれている。降雪量の多い冬にはスキー場4カ所と氷雪パーク2カ所、大九湖雪郷が営業し、45万平方メートルに及ぶ雪のフィールドが多くのスキー客を引き付ける。
神農架中和国際スキー場の責任者、高暁松(こう・ぎょうしょう)さんは「来場者数のピークは学生が冬休みに入る毎年1~2月ごろ。今シーズンは最も多い日で2千人を超えた」と話した。
23日、神農架中和国際スキー場の飲食エリアで料理を受け取る観光客。(武漢=新華社記者/杜子璇)
同林区の木魚鎮では通りの両側に「スノーウエアレンタル」の看板が並ぶ。ショーウインドーに色とりどりのウエアやヘルメットなどが掛けられ、ウインタースポーツの装備を整えた人たちがレストランや宿泊施設に向かう。一部のスキー場は宿泊先からの直通バスを運行し、移動の利便性を高めている。氷雪経済が避暑経済の勢いを受け継ぎ、より多くの人が冬も観光で食べていけるようになった。
地元で生まれ育った劉陽(りゅう・よう)さん(26)は中学校の体育教師で、林区スキーチームの監督でもある。スキー歴17年、指導歴8年の経験を持ち、毎年冬と夏に室内外のスキー場で合宿を行っている。メンバーには大人も子どももいるという。
23日、神農架中和国際スキー場でスキーチームを指導する監督の劉陽さん(左から2人目)。(武漢=新華社記者/杜子璇)
林区はここ数年、スポーツと観光を融合させ、施設を整備することで地域経済に新たな活力を生み出している。2023~24年の冬シーズンに主要観光地とスキー場3カ所を訪れた観光客は前年同期比40・3%増の延べ39万1千人に上った。(記者/杜子璇)
23日、空から見た神農架中和国際スキー場。(ドローンから、武漢=新華社記者/杜子璇)
23日、神農架国際スキー場でウエアと道具を返却する観光客。(武漢=新華社記者/杜子璇)
23日、神農架中和国際スキー場で、スキーチームメンバーのヘルメット装着を手伝う監督の劉陽さん(右)。(武漢=新華社記者/杜子璇)
23日、神農架林区木魚鎮の店でスキーウエアと道具を選ぶ観光客。(武漢=新華社記者/杜子璇)
23日、多くの客でにぎわう神農架中和国際スキー場。(武漢=新華社記者/杜子璇)
23日、神農架中和国際スキー場でスキーチームを指導する監督の劉陽さん(右)。(武漢=新華社記者/杜子璇)
23日、神農架国際スキー場で撮影を楽しむ観光客。(武漢=新華社記者/杜子璇)
22日、神農架中和国際スキー場で滑りを楽しむ観光客。(武漢=新華社記者/杜子璇)
23日、神農架中和国際スキー場でトレーニングする神農架林区スキーチームの蘇一航(そ・いつこう)さん。(武漢=新華社記者/杜子璇)