【新華社北京1月24日】中国国家統計局が23日に発表した2024年の中国の研究開発費総額は3兆6130億元(1元=約21円)で、前年比8・3%増と安定的に増加し、世界2位の座を守った。
研究開発費の対国内総生産(GDP)比は2・68%で0・10ポイント上昇し、第13次5カ年規画(16~20年)以降の年平均上昇幅を上回り、着実な伸びを維持した。世界の主要国では12位につけ、欧州連合(EU)諸国の平均2・11%を上回り、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均2・73%に迫った。
研究開発費のうち基礎研究費は2497億元で、伸び率は10・5%と全体を2・2ポイント上回った。研究開発費に占める割合は6・91%で0・14ポイント上昇した。
国家統計局社会・科学技術・文化産業統計司の張啓竜(ちょう・けいりゅう)統計師は「中国の研究開発費は安定した伸びを続け、対GDP比と基礎研究費の割合も引き続き上昇し、科学技術強国の建設に向け強固な基盤を築いた」と語った。