ネパールで中医国際診療センターがオープン

２３日、カトマンズ公務員病院でネパール中医国際診療センターのプレートを除幕する来賓。（カトマンズ＝新華社配信）

　 【新華社カトマンズ１２月２６日】ネパールでは７月末、初の中医（中国伝統医学）リハビリ国際診療センターが稼働した。これに続いて今月２３日、中国の援助で建設されたカトマンズ公務員病院内にネパール中医国際診療センターがオープンした。

　 ネパール支援の中国医療チームのメンバーとネパールの中医医師が鍼灸（しんきゅう）や推拿（すいな、マッサージ）、刮痧（かっさ）療法、カッピング（吸い玉）など中国伝統医療サービスを提供する。片まひ、顔面神経まひ、首、肩、腰、足の痛みなどよく見られる疾病や慢性疾患の治療でネパールの人々に新たな医療の選択肢を提供している。

　 センターは医師の研修や医療機器の提供を通じ、ネパールが中国の伝統的診療のスキルを備えた医療人材を育成するのも支援する。（記者／易愛軍）

２３日、ネパール中医国際診療センターのプレート除幕式であいさつする同国のラジ・クマル・グプタ連邦・総務相。（カトマンズ＝新華社配信）