タクラマカン砂漠の縁を囲む防砂帯が完成 中国新疆ウイグル自治区

タクラマカン砂漠の縁を囲む防砂帯が完成 中国新疆ウイグル自治区

新華社 | 2024-12-01 09:09:09

6月20日、新疆ウイグル自治区ホータン県にある防砂林帯。(ドローンから、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

   【新華社ウルムチ12月1日】中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠の南端に位置する于田(ケリヤ)県で11月28日、幅50メートル、長さ100メートルの砂地にコトカケヤナギや梭梭(ソウソウ)、紅柳(タマリクス)など砂の移動を防ぐ苗木が植えられ、同砂漠の縁を囲む全長3046キロの緑の防砂帯が完全につながった。

   同自治区林業・草原局によると、防砂帯は昨年末時点で2761キロが完成していた。点在する緑地の大部分が線でつながった一方、砂嵐のリスクが最も高く、環境も極度に劣悪な砂漠南部区域を中心に、285キロに及ぶ未完成区域を残していた。

   同自治区は今年、この未完成区域の補完を砂漠化防止対策の重点に据え、砂を固定し流動を防ぐ取り組みを進めた。地域の特色ある砂漠資源を利用した産業を大々的に発展させ、地元住民の利益に貢献した。

   中国最大の砂漠であるタクラマカン砂漠は、流動性砂漠として世界で2番目に大きい。総面積は33万7600平方キロで、周長は3046キロに及ぶ。

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   11月27日、新疆ウイグル自治区の皮山県科克鉄熱克鎮から葉城(カルギリク)県の間に残っていた防砂帯未完成区域に設置された防砂障壁。(ドローンから、ウルムチ=新華社配信)

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11月28日、新疆ウイグル自治区ケリヤ県の万花園防砂治砂モデル区で、バラの苗の植栽を急ぐ人々。(ウルムチ=新華社配信)pagebreak

6月15日、新疆ウイグル自治区ケリヤ県の防砂治砂総合モデル区。(ドローンから、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

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