中国の科学者、水冷磁石を使った磁場発生で世界記録更新

中国の科学者、水冷磁石を使った磁場発生で世界記録更新

新華社 | 2024-09-23 14:16:14

22日、中国科学院合肥物質科学研究院の強磁場実験室にある水冷磁石。(合肥=新華社配信)

  【新華社合肥9月23日】中国科学院合肥物質科学研究院(安徽省合肥市)の強磁場実験室は22日、独自に開発した水冷磁石を使って42万200ガウスの安定した磁場を発生させ、2017年に米国が作った41万4千ガウスの世界記録を更新した。

  安定した強磁場は、物質科学の最先端研究を行うために必要な極限の実験条件であり、重要な科学的発見を促進する「利器」とされている。強磁場技術はすでに国際的な科学技術競争の重要な分野となっている。

22日、中国科学院合肥物質科学研究院の強磁場実験室で水冷磁石の動作をチェックする研究者。(合肥=新華社記者/張端)

  この磁石の開発成功は、科学者たちが新しい現象を探求し新しい法則を究明するために、強力な実験条件を提供した。また、中国がより高い磁場強度を持つ安定した磁石を研究するための重要な技術的基盤を築いた。

22日、中国科学院合肥物質科学研究院の強磁場実験室の中央制御室で意見交換する科学研究者。(合肥=新華社記者/張端)

22日、中国科学院合肥物質科学研究院の強磁場実験室にある水冷磁石。(合肥=新華社記者/張端)

22日、中国科学院合肥物質科学研究院の強磁場実験室にある水冷磁石。(合肥=新華社記者/張端)

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