【新華社北京5月16日】中国国家移民管理局は15日、中国にクルーズ船で入境する外国人のツアー団体を対象に査証(ビザ)免除政策を全面的に実施することを決定したと発表した。
発表によると、外交部、国家発展改革委員会、交通運輸部、商務部、文化・観光部、税関総署と協議し、国務院の承認を得て決定した。中国沿岸の全てのクルーズ港から入境する外国人ツアー団体(2人以上)に適用する。
ビザ免除政策が実施されるのは、天津、遼寧省大連、上海、江蘇省連雲港、浙江省温州・舟山、福建省アモイ、山東省青島、広東省広州・深圳、広西チワン族自治区北海、海南省海口・三亜の13都市のクルーズ港。中国での滞在は15日以内、活動範囲は沿海省(自治区・直轄市)と北京に限られる。
クルーズ観光の発展を支援するため、大連、連雲港、温州、舟山、広州、深圳、北海の7港がトランジット(通過)ビザ免除政策の適用港として新たに追加された。免除の条件を満たす外国人クルーズ客のトランジットがより円滑になる。