【新華社北京1月13日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は12日の記者会見で、米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)がこのほど中国台湾地区の選挙について電話会見を行い、匿名の高官が米国は「一つの中国」政策を堅持し、「台湾独立」を支持せず、両岸(中国の大陸と台湾)対話を支持すると述べ、両岸の意見の相違を平和的な方法で解決する限り、米国は最終的な解決策について立場を持たないと表明したことについて、次のように述べた。
われわれは米国の態度表明に留意している。「一つの中国」原則は、国際社会の普遍的な共通認識であり中米関係の政治的基礎でもある。「台湾独立」は台湾海峡の平和と安定に対する最大の脅威であり、必ず失敗に終わる道でもある。
米国の指導者は「一つの中国」政策を堅持し、「台湾独立」を支持せず、「二つの中国」「一中一台」を支持せず、台湾問題を道具に中国を抑制しないことを再三にわたり表明してきた。われわれは米国が約束を厳守し、台湾に関わる問題を慎重かつ適切に処理し、米台間の公式往来を停止し、「台湾独立」分裂勢力にいかなる誤ったシグナルを送ることもやめ、いかなる形であれ台湾地区の選挙に介入しないことを望む。
もし米国が心から台湾海峡の平和と安定の維持を望むなら、「台湾独立」に明確に反対し、中国の平和統一を支持すべきである。