中国のアウトドアスポーツ産業、急成長を迎える 女性など担い手に

中国のアウトドアスポーツ産業、急成長を迎える 女性など担い手に

新華社 | 2023-12-16 22:30:33

   【新華社昆明12月16日】中国ではここ数年、経済・社会の発展と生活水準の向上に伴い、人々が健康と生活の質を以前に増して重視するようになり、より自然に近いレジャーとスポーツの方式とされるアウトドアスポーツが成長期を迎えている。「90後」(1990年代生まれ)や女性、ファミリーが消費の主な担い手となり、ウインタースポーツやマラソン、サイクリング、クロスカントリー、キャンピングなどが一気に流行している。

   国家発展改革委員会や国家体育総局などの部門はこのほど、「アウトドアスポーツ施設整備・サービス向上促進行動計画(2023~25)」を共同で発表し、アウトドアスポーツの産業規模を25年までに3兆元(1元=約20円)に到達させる方針を明らかにした。

   10月に発表された「中国アウトドアスポーツ産業発展報告(2022~23)」によると、アウトドアスポーツは昨年から今年にかけて急速に成長。23年上半期(1~6月)の関連注文数は前年同期比79%増え、19年同期比では2・2倍となった。

   SNSアプリ「小紅書(RED)」が発表した「2023アウトドア生活傾向報告」によると、アウトドアスポーツは23年、日常生活の一部として多くの国民に浸透しつつある。ハイキング、サイクリング、キャンピング、釣り、スキューバダイビング、サーフィン、スキーなどが新たなライフスタイルとなっている。

   「90後」と女性が主要な担い手となっている。「90後」は最大の消費層となり、全体の36・1%を占める。男女別では女性が参加者の59・9%を占め、かつての男性主導の局面を打破した。

   ファミリーでの参加が新たなトレンドとなっている。大手旅行サイト「馬蜂窩(マーフォンウォ)」のデータによると、複数でアウトドアスポーツを楽しむという人のうち、子連れでの参加は最大の38・3%に上った。

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