中国外交部「中国公民千人余りが既にイスラエルから退避」

   【新華社北京１０月２１日】中国外交部の毛寧（もう・ねい）報道官は２０日の記者会見で、暫定的な統計として、パレスチナとイスラエルの衝突が起きてからこれまでに中国公民千人余りがイスラエルから帰国あるいは第三国に向かったと明らかにした。

   毛氏は、在イスラエル中国大使館がパレスチナとイスラエルの衝突が起きた地域のそばで足止めされている中国公民の退避に協力していることについて、記者から状況の説明を求められ、次のように答えた。

   パレスチナとイスラエルの衝突が起きた７日以降、イスラエル南部の都市スデロットには中国公民２８０人以上が足止めされており、安全保障上のリスクが高い。外交部は在イスラエル中国大使館に対し、迅速に行動し、足止めされている人々の退避に全力を尽くすよう指示した。国内外や前線・後方からの支援により、これまでに足止めされていた人々は全員がスデロットから退避、一部は商用機で帰国している。

   暫定的な統計によると、衝突が起きた以降、既に中国公民千人以上がイスラエルから帰国あるいは第三国に向かっており、われわれは引き続き中国公民のために協力していく。