15日、広東省梅州市で開かれた科学技術成果評価会。(広州=新華社配信)
【新華社広州9月26日】中国の科学者が、風化殻レアアース(希土類)鉱の電動採掘技術の開発に成功した。レアアースの回収率が約3割向上するほか、不純物含有量は約7割減少し、採掘時間も7割短縮される。広東省梅州市でこのほど開かれた科学技術成果評価会で発表された。
風化殻レアアース鉱は中国特有の資源だが、一般的に用いられているアンモニウム塩による浸出技術は、生態環境や資源の利用効率、浸出サイクルなどの課題がレアアース資源の利用を制約していた。
中国科学院広州地球化学研究所の何宏平(か・こうへい)氏のチームはこれらの制約要素に対処するため、風化殻レアアース鉱中のレアアース埋蔵状態に関する研究を基に電動採掘技術を開発した。同技術は既存の採掘方法に比べ、レアアースの回収率や浸出剤の使用量、採掘サイクル、不純物除去などを顕著に改善しており、風化殻レアアース鉱の採掘で効率的かつ環境に配慮した新技術となる。
研究成果は11本の論文としてネイチャー・サステナビリティーなどの学術誌に掲載されたほか、7件の発明特許を取得。5千トンの土を使ったモデルプロジェクトも建設された。(記者/馬暁澄、陸浩)pagebreak
15日、広東省梅州市で開かれた科学技術成果評価会で、風化殻レアアース鉱のモデルプロジェクトを視察する専門家ら。(広州=新華社配信)pagebreak
15日、広東省梅州市で開かれた科学技術成果評価会で、風化殻レアアース鉱のモデルプロジェクトを視察する専門家ら。(広州=新華社配信)