中国、水泳初日に七つの「金」 日本選手「5年前より強い」 杭州アジア大会

中国、水泳初日に七つの「金」 日本選手「5年前より強い」 杭州アジア大会

新華社 | 2023-09-26 10:59:59

   24日、競泳男子200メートル個人メドレーの表彰式に臨む(左から)覃海洋(たん・かいよう)、汪順(おう・じゅん)、瀬戸大也。(杭州=新華社記者/黄宗治)

   【新華社杭州9月26日】第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)の水泳競技は、初日の24日に行われた7種目すべてで中国勢が金メダルを独占した。中国の水泳選手は会場で歓声を浴びただけでなく、試合後の取材エリアでも頻繁に名前が挙がった。

   同等の実力を持つ日本や韓国の選手にとって、中国選手はライバルであり目標でもある。競泳男子200メートル個人メドレー決勝では、中国の汪順(おう・じゅん)がアジア新記録の1分54秒62で優勝。同種目で銅メダルを獲った日本のスター選手、瀬戸大也は取材に対し「やはり汪順選手は速かった」と金メダリストを称えつつも、次の400メートルではメダルを狙う汪順に少しでも食らいついていくと意欲を見せた。

   女子50メートル平泳ぎで銀メダルを獲った日本の鈴木聡美は、記者から満足のいく結果を出せた要因を聞かれた際、予選で29秒92のアジア新記録を出した中国の唐銭婷(とう・せんてい)に刺激を受けたと回答。「私もあのように泳ぎたいと思った。あの泳ぎができたからこそ彼女は29秒台を出せた」と唐から多くを学んだことを明らかにした。

24日、男子100メートル自由形の表彰式に臨む韓国の黄宣優(ファン・ソヌ)。(杭州=新華社記者/黄宗治)

   男子100メートル自由形では、潘展楽(はん・てんらく)が46秒97のアジア新記録で金メダルを獲得した。銅メダルを獲った韓国の黄宣優(ファン・ソヌ)は試合後「潘展楽は47秒を切ってアジア新記録を出した。本当に素晴らしい選手だ。自分も努力して彼に追いつきたい」と語った。

   同種目には、2019年の世界水泳男子200メートル自由形で銀メダルを獲った日本の松元克央も出場し、5位に入った。松元は「中国は5年前に比べ本当に強くなった。しかし、これは日本も5年でより強くなれるということだ」と述べ、練習に打ち込み、成績向上に努める決意を示した。

   24日の水泳競技では、日本が三つの銀メダルと三つの銅メダル、韓国が二つの銅メダルを獲得した。(記者/謝琳、黄昕欣、周欣、李嘉、夏亮、姚友明)

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。