17日、フィリピン・マニラ港で訓練艦「戚継光」を見送る人々。(マニラ=新華社配信)
【新華社マニラ6月19日】中国海軍の訓練艦「戚継光」は17日午前、フィリピン友好訪問を終え、マニラ港を出港した。同艦は今回の航海での外国訪問任務を完了したが、復路も引き続き練習生の実習訓練を実施する。
午前10時にふ頭で行われたフィリピン側の歓送式典には、中国の黄渓連(こう・けいれん)駐フィリピン大使や李建中(り・けんちゅう)駐在武官、大使館職員のほか、地元中国系企業、華僑華人、留学生、フィリピン海軍将兵の代表ら300人余りが出席した。
同艦の指揮官は訪問期間中、フィリピン海軍司令官を表敬訪問したほか、同海軍主催の歓迎夕食会に出席。両軍将兵も専門交流を行い、サッカーや綱引きの親善試合を開いた。
同艦は寄港中、5回の艦艇開放イベントを実施したほか、中国大使館と合同でマヨン山噴火の被災地に救援物資を寄贈。大型台風の被害を受けたカガヤン州のマヌエル・マンバ知事には援助物資を引き渡した。
15日夜には艦上でレセプションも開かれ、両国の関係者300人近くが出席。練習生が中国伝統の民族楽器、舞踊、武術などを披露した。pagebreak
17日、フィリピン・マニラ港で訓練艦「戚継光」を見送る人々。(マニラ=新華社配信)pagebreak
17日、フィリピン・マニラ港で訓練艦「戚継光」を見送る人々。(マニラ=新華社配信)pagebreak
15日、フィリピン・マニラで、サッカーの親善試合を行う「戚継光」とフィリピン海軍の将兵。(マニラ=新華社配信)