中国初の110キロボルト低炭素PP送電ケーブル、広州で運用開始

中国初の110キロボルト低炭素PP送電ケーブル、広州で運用開始

新華社 | 2023-05-22 16:24:16

   11日、広州市荔湾(れいわん)区の泮南源B線で使用される高圧ポリプロピレン絶縁ケーブル。(広州=新華社配信/許建軍)

   【新華社広州5月22日】中国広東省広州市でこのほど、国内初となる110キロボルトポリプロピレン(PP)絶縁ケーブルが送電網へ無事接続された。これは中国のグリーン(環境配慮型)送電ケーブルが正式に産業化の応用段階に入ったことを示しており、今後さらに巨大都市建設、洋上風力発電の系統接続などの分野に普及、応用していくための強固な基盤が築かれた。

  同ケーブルは中国送電大手、南方電網傘下の広東電網広州供電局が運用を手掛け、非架橋グリーンポリプロピレン絶縁材料を採用。既存の同じ仕様・電圧レベルの通常型架橋ポリエチレン絶縁ケーブルと比較して、製造工程での二酸化炭素(CO2)排出量を約6・2トン削減できる。また、ケーブル絶縁工程の生産期間を80%短縮し、生産にかかるエネルギー消費量を40%以上削減した。(黄勇華、展雲鵬、徐濤)pagebreak

   高圧ポリプロピレンの絶縁・シールド材料。(資料写真、広州=新華社配信)pagebreak

   高圧ポリプロピレンの絶縁・シールド材料。(資料写真、広州=新華社配信)

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