米韓に台湾問題で言行を慎むよう促す　中国外交部

  【新華社北京４月２８日】中国外交部の毛寧（もう・ねい）報道官は２７日の定例記者会見で、韓国と米国の指導者が共同声明を発表し、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調したことについて記者から質問を受け、次のように表明した。

  中国は、米韓共同声明の台湾に関する内容と韓国指導者の取材に対する発言に留意している。ここで強調したいのは、台湾問題は純粋に中国の内政であり、中国の核心的利益中の核心であるということだ。台湾問題の解決は中国人自身のことであり、いかなる外部勢力の介入、干渉も許されない。海峡両岸（中国の大陸と台湾）は一つの中国に属し、台湾は中国の領土の一部で、中国の国家主権と領土保全は一度も分割されたことがない。これが台湾海峡の真の現状だ。国際社会で「二つの中国」や「一中一台」を作ろうと企てる「台湾独立」分裂勢力と、「一つの中国」原則を形骸化、空洞化しようとする外部干渉勢力こそ台湾海峡の現状を破壊する張本人だ。われわれは米韓に対し、台湾問題の本質をはっきりと認識し、「一つの中国」原則を厳守し、台湾問題で言行を慎み、誤った危険な道をこれ以上進まないよう促す。