中国雲南の生花、海を越え日本で香る

   千葉県千葉市の生花店で店頭に並ぶフラワーアレンジメント。一部に雲南省産の花が使われている。（４月３日撮影、千葉＝新華社記者／張笑宇）

   【新華社昆明４月２６日】中国の雲南省にはアジア最大の生花市場があり、年間１１０ 億本の生花が販売されている。春になると省内各地の生産地の多くが開花期を迎え、収穫や梱包を経た切り花がコールドチェーン（低温輸送網）によって東京や大阪に運ばれる。

   独特の自然環境を持つ雲南省は花卉栽培の黄金地帯とされ、花卉・観葉植物は５千品種を超える。世界の主要な花卉流通センターの一つでもあり、雲南の花は雲南高原の特色ある現代農業の重点産業として、生産量と販売量は二十数年連続して全国１位を維持している。４０以上の国・地域へも輸出され、年間輸出額は３億ドル（１ドル＝約１３４円）を超える。

   雲南産の花は次々と海外に進出し、その香りを世界に広めている。２０２２年の中国花卉貿易データによると、日本は中国にとって最大の花卉製品輸出市場であり、輸出額は１億３００万ドルに上った。

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   埼玉県北葛飾郡で、雲南省から輸入した切り花を加工工場へ運ぶ小西武さん。（４月３日撮影、埼玉＝新華社記者／張笑宇）pagebreak

   埼玉県さいたま市の園芸センターで、雲南省から輸入した切り花を確認する職員。（４月５日撮影、埼玉＝新華社記者／張笑宇）pagebreak

   雲南省開遠市で花の生育状況を確認する生産者。（３月２２日撮影、開遠＝新華社記者／崔文）pagebreak

   雲南省開遠市で花の生育状況を確認する生産者。（３月２２日撮影、開遠＝新華社記者／崔文）