中国共産党中央委員会台湾工作弁公室、蔡英文氏の米国立ち寄りで声明

中国共産党中央委員会台湾工作弁公室、蔡英文氏の米国立ち寄りで声明

新華社 | 2023-04-06 12:55:56

   【新華社北京4月6日】中国共産党中央委員会台湾工作弁公室の報道官は6日、蔡英文(さい・えいぶん)氏の米国立ち寄りについて声明を発表した。全文は以下の通り。

   中国台湾地区指導者の蔡英文氏は6日、「トランジット」の名目で米国に立ち寄り、マッカーシー米下院議長と面会した。これは民進党当局が台米結託を推進し、米国に頼って「独立」を画策するもう一つの挑発行為であり、われわれはこれを強く非難し、断固とした措置で「台湾独立」分裂勢力とその行為を懲戒し、国家の主権と領土保全を断固として守る。

   民進党当局はここしばらくの間、情勢を誤って判断し、中米の戦略的駆け引きが米国に頼って「独立」を画策するチャンスをもたらしたと考え、ますます手段を選ばずに外部勢力を取り込むようになった。米国に取り入って迎合、はばかることなく「独立」の挑発を画策し、民族の利益を売り渡すことができると思っている。いわゆる「トランジット」は見せかけであり、「独立」の画策こそが正体である。

   祖国の完全な統一を実現することは中華民族子女全体の共通の願いであり、民族復興の課題である。祖国の統一は必ず実現しなければならず、必ず実現できる。歴史の車輪は着々と前へ進んでおり、「台湾独立」分裂勢力が阻むことができるわけがない。蔡英文氏と民進党当局は「台湾独立」の誤った立場を頑固に堅持し、一党の私益のために甘んじて米国の反中国勢力の手先になっている。これは台湾が中国の一部であるという事実を変えることはできず、台湾を恐ろしい戦争の危機へと追い込み、多くの台湾同胞に深刻な災いをもたらすだけだ。

   世界に中国は一つしかなく、台湾は中国の一部である。「一つの中国」原則は広く認められた国際関係の準則であり、国際社会の普遍的な共通認識である。台湾問題の解決は中国人自身の問題であり、中国の内政であり、いかなる外部からの干渉も許されない。米国は絶えず「一つの中国」原則を骨抜きにし、空洞化させ、中米間の三つの共同コミュニケで行った厳粛な約束に深刻に背き、台湾問題でしばしば誤った言動を取り、「台湾独立」分裂勢力に重大な誤ったシグナルを送っている。米国の反中国勢力のいかなる「台湾をもって中国を制する」「台湾を支持して中国を封じ込める」行為も中国統一の歴史的プロセスを阻むことはできない。

   われわれは民進党当局に対し、「台湾独立」の企てを完全に放棄し、米国に頼って「独立」を画策するという道を引き続き歩むことをやめるよう厳しく警告する。さもなければ、いかなる「独立」を画策する行為も中華民族子女の独立反対・統一促進の強大な力によって粉々に打ち砕かれるだろう。

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