南太平洋島しょ国は「一帯一路」構想を広く歓迎 フィジー学者

南太平洋島しょ国は「一帯一路」構想を広く歓迎 フィジー学者

新華社 | 2022-09-30 10:05:55

中国の支援でフィジーのスバに建設されたスティンソン橋。(8月11日撮影、スバ=新華社記者/張永興)

   【新華社スバ9月30日】フィジーの首都スバでこのほど、南太平洋大学(USP)の著名な学者、カシミール・マッケン氏が新華社のインタビューに応じ、「一帯一路」構想は南太平洋島しょ国の社会と経済の発展を力強く促進し、広く歓迎されており、協力の先行きは明るく、大きな可能性を秘めていると話した。

   マッケン氏は、南太平洋島しょ国のインフラ整備の面で中国の貢献は極めて大きく、このような実際的で友好的な協力が、中国と南太平洋島しょ国との関係を新たな高みへと引き上げたとの認識を示した。

   また「一帯一路」構想がフィジー国民の生活にもたらした恩恵の事例は枚挙にいとまがないと指摘。「2018年1月、中国が建設を支援したスティンソン橋とバツワカ橋が完成し、スバ市東部の交通状況が大幅に改善され、スバとナウソリを結ぶ経済回廊の重要な結節点となった。スバ近くのナバア病院は、周辺地域の人々の受診の便を向上させた。14年にフィジー第3の都市ナンディで始まった中国の支援による菌草技術モデルセンタープロジェクトは、フィジーの農家の人たちへの貧困脱却支援や生態環境の改善、持続可能な開発促進に新たな道を切り開いた」と述べた。

   マッケン氏は、中国と南太平洋島しょ国の協力の潜在力は大きいとした上で、双方はインフラ整備以外にも、再生可能エネルギーやスマート交通、電子商取引(EC)、気候変動対応など協力できることは多いと語った。pagebreak

中国企業が建設を請け負った海岸道路拡張工事の現場。(6月5日撮影、スバ=新華社記者/張永興)pagebreak

   フィジー第3の都市ナンディで、中国の支援による菌草技術モデルセンタープロジェクトで栽培したキノコを見せる生産企業の従業員。(5月11日撮影、スバ=新華社記者/張永興)

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