中国、有人潜水艇2隻による初の合同作業を実施

中国、有人潜水艇2隻による初の合同作業を実施

新華社 | 2022-09-19 09:37:13

 【新華社海口9月19日】中国科学院深海科学・工程研究所は、中国が自主開発した全水深有人潜水艇「奮闘者」号と4500メートル級有人潜水艇「深海勇士」号がこのほど、南中国海の水深1500メートルで既定の作業を完了させたと発表した。中国が有人潜水艇2隻による合同作業を実施したのは初めて。

 2隻は水中リアルタイム測位や音声通信、目標の捜索・回収、高速機動、共同作業などの任務を実施。合同作業メカニズムの確認、作業プロセスの改善、号令の標準化、注意事項の総括などを通じ、今後予定される複数の潜水艇による合同作業に向け経験を蓄積した。

 同研究所科学技術処の蒋磊(しょう・らい)処長は今回の合同作業について、有人潜水艇2隻が母船2隻の支援を受けつつ、同一海域で同時に潜水作業と共同作業を実施できることを証明したと述べた。今回の成功により母船1隻が潜水艇2隻を同時に潜水させる可能性も視野に入ったとし、このような作業モデルは運用コストを削減できるだけでなく、中国潜水艇の作業能力と作業効率の向上も図ることができると語った。

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