【新華社フランクフルト7月2日】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)はこのほど、ドイツに対し、中国との対話を強化するよう呼び掛けた。同国メディアが6月30日報じた。
ドイツのニュース週刊誌「デア・シュピーゲル」はディース氏の話として、ドイツは中国がドイツの繁栄にもたらした貢献を過小評価しており、中国との対話強化がドイツの経済成長と雇用にとって極めて重要だと指摘。「中国との取引がなければ、(ドイツの)インフレはさらに深刻化する」と述べた。
ディース氏はまた、VWにとって中国は欠かせない成長市場でありイノベーションの駆動力だとし、VWがドイツで雇用した研究開発者2~3万人の約半数は中国の顧客のために働いていると語った。