新華網日本語

日本は福島原発汚染水の海洋放出撤回を 中国外交部

新華社 | 2022-05-18 08:08:08 | 編集: 陳辰

   【新華社北京5月18日】中国外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は17日の定例記者会見で、日本の東京電力が福島第1原発の1キロ沖合で放射能汚染水を海洋放出するための「放出口」整備に向けた海底掘削作業を開始したとの報道についてコメントを求められ、日本が国際社会と日本国内の民衆の正当で合理的な懸念を重視し、汚染水の海洋放出という誤った決定を撤回するよう改めて促すと表明した。

   汪氏は次のようにも述べた。関係の報道に留意し、深く懸念している。放射能汚染水の海洋放出という日本の誤った決定に対し、中国を含む太平洋沿岸国は深刻な懸念と断固反対を表明している。日本政府に海洋放出以外の処理を求める署名活動には、福島県などの地域で18万人が賛同した。東京電力は世界の懸念を顧みず、「関係者の理解なしに処分は行わない」という約束を破り、海洋放出に向けた工事を強行している。このような既成事実を作り出そうとするやり方は無責任だ。日本政府は直ちに制止しなければならない。日本政府はこれまで、海洋放出の正当性やデータの信頼性、浄化装置の有効性、環境影響への不確実性などの問題について十分かつ信頼できる説明をしていない。これは日本が否定できない客観的事実である。

   

   当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。

010020030360000000000000011100561310596761