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中国ラオス鉄道が開業100日 沿線発展に寄与

新華社 | 2022-03-15 13:30:00 | 編集: 淡氷氷

   【新華社昆明3月15日】中国ラオス鉄道は12日、開業から100日を迎えた。中国鉄路昆明局集団の統計によると、100日間の貨物輸送量は120万トンを超え、うち越境貨物量も28万トン以上となった。旅客数は180万人を超えた。雲南省昆明市とラオス・ビエンチャンを結ぶこの「黄金鉄道」は、沿線への発展助力効果も見え始めている。

   同鉄道は2021年12月3日に開通した。国際貨物列車の中国側起点駅、昆明市の王家営西駅の活気はますます高まり、昆明とビエンチャンを往来する列車が毎日貨物の積み下ろしを行っている。コンテナ物流企業、中鉄聯合集装箱の徐超(じょ・ちょう)昆明支社副総経理は「中国ラオス鉄道の国際貨物列車は両国間の物流輸送のスピードを高め、企業もコストを抑制できるようになった。荷主からも大いに人気を博している」と語った。

   中国国内では、同鉄道を経由するラオス行きの国際貨物列車がすでに北京、上海、四川などの13省・直轄市で開通している。中国ラオス鉄道の国際貨物輸送量は着実に増加しており、貨物品目も開通当初のゴム、化学肥料から電子機器、通信機器、自動車、生花などへと拡大した。

   中国鉄路昆明局集団貨物輸送部の繆応優(きゅう・おうゆう)副主任は「貨物品目の拡大は中国とラオスの貿易協力が絶えず深化していることを示している」と指摘。貨物輸送の品質を高めるため、同集団とラオス側の運営会社、ラオス中国鉄道は同鉄道に昆明-ビエンチャン間を26時間で結ぶ貨物輸送サービスを導入し、輸送時間を通常の国際貨物列車よりさらに短縮したと説明した。

   中国ラオス鉄道の開通は両国間の鉄道輸送の新時代を開き、雲南省の普洱(ふじ、プーアル)、西双版納(シーサンパンナ)の鉄道不通の歴史に幕を閉じた。中国区間では、昆明から普洱まで2時間半、景洪まで3時間余りで到着できるようになり、ラオス区間でもビエンチャンからルアンパバーンまでが2時間、ボーテンまでが3時半になった。

   効率が高く便利な中国ラオス鉄道は、沿線で人気の交通手段となり、100日間の旅客数は180万人を超えた。中国区間では1日平均23・5往復、ラオス区間では2往復の旅客列車が運行している。

 

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