【新華社北京９月１７日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は１７日午後、上海協力機構（ＳＣＯ）・集団安全保障条約機構（ＣＳＴＯ）加盟国首脳によるアフガニスタン問題合同サミットに北京からオンライン方式で出席し、アフガン問題について次の３点の提案を行った。
第一に、アフガニスタン情勢の早期的な安定した移行を推進する。アフガン国内の各当事者が対話と協議によって、できるだけ早く包摂的な政治的取り決めを結ぶことを支持する。アフガンの関係方面が国内のテロ組織を断固として取り締まり、現状と根本を同時に治療する方法を採用して徹底的に根絶し、アフガンを拠点とするテロ勢力が周囲に危険をもたらすことを防ぐよう促す。
第二に、アフガンとの接触・対話を展開する。理性的で実務的な観点から、アフガンの各方面と接触し、アフガンの新たな政権構造がより開放的で包摂的なものになり、穏健な国内・対外政策を遂行し、世界各国、特に周辺隣国と友好的に付き合うよう導き、推進する。
第三に、アフガンの人民が難関を乗り越えるのを支援する。アフガンに人道援助と感染症対策の支援を速やかに提供し、アフガン人民の困難解決を支援しなければならない。中国は既に一部の緊急援助物資をできるだけ早く輸送することを発表しており、また、より多くのできる限りの援助を持続的に提供していく。アフガンの難局の張本人として、一部の国は当然、過去の教訓を汲み取り、アフガンの未来の発展に対してしかるべき責任を果たさなければならない。
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